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悲しみよ こんにちは

そう、サガンの。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4102118284/nifty0b5-nif1-22/ref=nosim

会社の親子ほど年の離れた、女性先輩によく「これ読んでみない?」と薦められる。

これまでに3冊借りて読んだ。

そのどれもが

日々急速に進んでいる私であるにも関わらず

非常にマッチしてきたので驚かされる。

借りた本を読破するたんび、私は大きく成長した。

すげ~。note

私は常に何か読んでいる。

その程よい合間に(次なに読もうかな?)という

程よい合間に彼女は「これ読まない?」って差し出してくる。

しかし今回は少々、ちゅうちょした。sweat01

「悲しみよ こんにちは」だなんて!

ええ、ええ、超ロングセラーなのは知ってましたが

なにしろ題名が・・・正直いうと嫌だ。coldsweats02

「悲しみ」に「こんにちは」!だなんて!

超ポジティブシンキングで、楽天家で能天気な私だ。

むしろ「悲しみよ~さようなら~」ってなあ。bleah

でも今まで私にマッチさせてきた大先輩のチョイスだ。

きっと今の私に必要性があっての出会いなはず・・・。

「よ・よ・読みましょうupdownwobbly」と受け取って早1週間・・・。

やばい・・そろそろ読まねば相手も気にするじゃろう。

(まあ、このお方は全然気にしないだろうけど~っ「て人」)

いっそ、「やっぱり受け付けない」と読まずに返すか?まで思った。

いや・・・でも、

そこが私の「知りたい」好奇心旺盛な性分がそうはさせないのだよ。

「なぜ、今、この本を読む羽目に?」

「この私めが?」

ってのが、知りたいジャン。cat

一昨日、その先輩が「ねえねえ、今度サガンの映画日本に来るね!」

って・・・2009初夏・・・一斉ロードショウ。

???

http://sagan-movie.com/

ちょっとお~タイムリーすぎませんか?

怖いよ~sweat01

神様が「ぐずぐずすんな!早く読め~dash」って言ってるみたいで

(仕方なく)昨日から読み始めました。

はい、読み始めた感想・・・。

すみません・・・これ以上読み進みたくないよ・・・。crying

じめじめしたストーリーが苦手な私にとって「拷問」だよ・・・。

1/4ほど読んだあたりですでにグロッキー状態。

きっと自分で勝手に読み始めていたならやめていただろう。

でも、ここは私を成長させてきた先輩のチョイスだ。

絶対読破せねば。

なにかまた成長するはずだからだ!

フランス。舞台は南仏のビーチに別荘を借り、夏のバカンスを楽しむ父と子。

母親は15年前に他界。

父は40歳。自由を愛し、束縛や制約を徹底的に嫌う、明るく奔放な大きなこども。

3ヶ月ごとに愛人を変え、自由気ままに振舞う、もてる男。

そんな父親の血を受け継ぐかのようなはたまた奔放な17歳の娘。

同じ感性を持つ26歳の愛人と、奇妙であるが3人の別荘でのバカンスは楽しく過ぎていく。

娘は父の奔放さを認め、むしろまぶしく見ていて、とてもさわやかな親子。

正直でなんにも隠さない父はこの世で誰よりも信頼できて、自分を誰よりも愛してくれて

守ってくれる存在以外の何者でもない・・・。

はたからみれば、ティーンエイジャーの娘を前に隠すことなく愛人をとっかえひっかえするひどい親と写るだろう。

でも娘は知っている。自分もそういう奔放さを受け継いでいることを。

そして誰よりいかした男性で、最高の友達でもある。

父のことを自分が一番理解してあげられるとも思っている。

・・・

そこへ、3人とはまったく逆の、洗練された、秩序に厳しい42歳の女性がやってくる。

亡くなった母親の旧友で、父親とはずっと友人だった。

彼女は専制的で、親子の自由奔放で、少々お気楽な生活ぶりを軽蔑さえするほど。

やがて愛人から父親を奪い、彼女は父子を愛するがゆえに洗練された世界へと変えてゆこうとする。

そんな美人で優雅で洗練された世界に住む彼女に父子はあこがれを感じるのは事実。

しかし、同時に日に日に父子が自分らしさを失って行くことの恐怖もともない、

次第に父子の絆まで破壊しそうになる・・・。

はあ~私こういうドロドロ、無理なんだよねえ~。

でも、そういう解釈は少々勘違いだったと後でわかる。

今日、会社で貸してくれた先輩に正直に言った。

フランスって高校の時の同級生が住んでて、フランス人と結婚して

さんざんフレンチの愚痴を聞いてるし

あんま良い印象無いのもあるけど~とか言ってたら、

「もっと軽く読んで。あなたはそれが出来る。」と言われた。

そこで決めた。よし、ちょろちょろ読んで何日もかけるのではなく、

一気に読んじゃおう。

てか、この本は心がずんずん重くなってくるので早く開放されたい。というほうが正しい。

で、今読破しました!

感想は・・・。

ああ、そういうことかって思った。

確かに、今の私に大切なあることを直球で教えてくれた。

ああ、そうなんだ・・・って今、まさに認識するべき自分の欠点、特徴、

これからの進む方向を教えてくれた。

前に書いた、放浪記(カテゴリー芸術)でも書いたが、

決してこの世界は私の世界じゃない。

でももしかして、サガン自身だってこれは自分の世界じゃないって思ってるんじゃないか、と感じさせられた。

「現代の虚無」

放浪記~林芙美子~の作品もそうだが、同じく戦後の荒波にもまれて、

物質的なものに幸せを感じ、物質的な豊かさが幸せだと思い思わされていく

スピード感の世の中で、無性に感じる「虚無感」

なんでか「そうじゃないような気がする」のに、世の中の波に身を任せざるを得ず、

そのままのほほんと波に流されて(乗っているのではなく、流されている)

疑問に思わない(気づけない)人の中で

なんか違う、なんか違う・・・という思いを「小説」という表現方法を使って世に投げかけているのでは?

というのが率直な感想。

戦後そういった路線の作家やミュージックが日本でもフランスでもロングセラーを生み出すということは

潜在意識で 集合意識として「なんか違う」ことだけは

最低ライン、感覚として誰もが受け取っているからでは。

私は戦後をいきぬいた人間ではないのでわからないが

たぶんその時代に生まれていたら

間違いなく「ヒッピー」になっていただろうな。

なんかこの手の作品は凄く苦手なんだけど

凄いなんか胸が締め付けられるような・・・

うっすら懐かしい思いが駆け巡るから。

この時代に生きたことがあるのかな?

それにしては転生が早すぎるかな。catface

は~しかし私がサガン読むとは思わなかったヨsmile

ロードショウは行かないかもだけれどね。delicious

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