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ダブルな世界

他界からのまなざし―臨生の思想 (講談社選書メチエ)

他界からのまなざし―臨生の思想 (講談社選書メチエ)

著者:古東 哲明

他界からのまなざし―臨生の思想 (講談社選書メチエ)

私は常になにか読んでいる。

時には2~3冊ブッキングでそのとき読みたい本を読んだり。

かつては、購入して読むのが好きだった。

今はほとんど図書館で借りている。

自分が読んだものを、まるで記録するかのように

残しておきたくて購入していたけれど

今はそんな感覚は無く、

読んだものは心と記憶と魂に必要な分だけ刻まれると感じるから、

本としてかたちあるもので残す必要を感じなくなった。

このところますます過去、現在、未来の区別が薄れてきたのも理由。

私は地球(宇宙)のアセンションは時間がゼロになる、と解釈しているので

過去、現在、未来の感覚が日に日に薄れているのは当然だと思うんです。

これは多忙で今しか見えない、というのとは全然違う。

物理的に時間が無いからともまったく違う。

そういう三次元的な考え方では無い。

思い出や、希望、今この瞬間の出来事はすべて今起こっている。

年表みたいに、出来事を直線状にとらえる方法は二次元的。

常に今が最後で平坦。

私はそういうとらえかたが無性に息苦しい。

思えば生まれてからずっとそれが引っかかっていた・・・。

・・・

過去、現在、未来これらすべては今この瞬間に起こっている・・・・・・

・・・

それならば生も死も区別は無く、

どちらも今この瞬間に同時に在るということではないか・・・。

゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

本書は日本人の死生観を考えた本。

国によっては微妙にちがう。

私はやはり日本人なんだね。

日本人の死生観がやはりぴったりとしっくりくる。

「ダブルな世界」

生も、死もこのおんなじ空間に同時に存在している。

「死」とよばれるものは、

どこか遠いお空の星に旅立つのでも

消えてなくなるのでもない。

・・・

本書の中にこんな歌が掲載されていた。

     生きているものはみな

     あまりにもきびしく生と死とを区別する誤りをおかしている

     天使たちはしばしば知らないという

     自分たちが生者たちのあいだを行くのか

     それとも死者たちのあいだを行くのかを

リルケ「ドゥノイの悲歌」第1詠

天使たちに生者と死者の区別はつかない。

つける必要がない、だって何も変わらない。

この本には私がずーーーーと生まれて今まで

もんもんと違和感を感じていた「何か」の答えがすべて書いてあった。

生と死になにかたとえようの無い不安や迷いを感じている人に

お勧めです。

日本人なので・・・

つれづれなるまま、

代々受け継がれてきたわが国日本の考え方を

是非まずはおさえたらいいと思います。confident

     

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