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無題

「順番だよ、順番。」

あいつは言った。

「順番てもんがあるやろーが。普通さー。」

あいつは続けた。

「普通さー、まず親が死んで、

それから兄貴や姉貴、

それから自分で。

それから

弟や妹やろうが。」

あいつは泣いていた。

「順番、狂わせたらいけんが・・・。」

あいつは泣いていた。

「心の準備ってもんがあろう。」

俺は何にも言えなかった。

ああ。

きっと

あいつは何にも言ってほしくは無かった。

あいつは泣いていた。

順番が変わるなんて

同じ経験をしたものにしか解らないしわかってもらおうとも思わないって言ったから。

・・・

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

なあ、聞いて。

意外かもしれないけれど

俺はわかる。

知っているんだよ。

ごめん、

あいつは知らないんだけれど

・・・

俺も経験しています。

・・・

こんなに人生で悲しいと思えることがあるなんて夢にも思わなかったよ。

・・・

だからちょっと言えるよ。

順番変わってもさ。

意味があるんだよ。

だから大丈夫。

すべて大丈夫って思いたいんだよ。

がんばろうよ。

俺は

実はそう言うんだ。

・・・

あいつは今は何にも言って欲しくないだろうけれど。

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