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縄文人遺跡

我々はこういうことが出来なくなってしまった・・・

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今月、読み終わった本の終盤は、こう語っていた。

「役に立たない、それほど必要でないものはなるべく倹約する、そんなものをつくるというのは非合理的で、不経済だ」

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この本を読み終えて、私の印象にもっとも残った部分を転載。

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新潟県の元屋敷遺跡では、沢山面白いことがわかった。

この遺跡の集団は優秀さを感じさせられる。

湧き水を汲みに行くのではなく、水路を作った際に出た土を、無駄なく利用している。

現代のように何か工事をすると、その土をどこかに捨てるというのではなく、

無駄なく利用してここに敷き、きちんと40メートルの舗装道路にしているのであり、

現代人をしのいで自らリサイクル精神に適っていて脱帽だ。

この道路を断ち切ってみると、なんと深いところでは2メートル幅で50センチも掘り込まれていて、

この中に大きい割栗石を詰め、その上に荒砂を敷き詰めている。

まるで現代の自動車道路の道路工事に匹敵するほどの舗装工事を見る思いだ。

これほど念入りにする必要はまったく無いのであるが、

必要が無いからやらないというのではないというところが面白い。

必要がないのでは、と思うのは我々の考えである。

今の感覚からすると、車も持たない縄文人は、

ただ歩くのに不自由でなけれはいいのに、なぜ2メートル幅で50センチも掘るのか、

表面をきれいにしたければ山砂を敷くだけでいいじゃないかと思う。

ましてや工事は、掘るといってもスコップがないのだから、本当に大変なのである。

それにしても、こうまで気を入れて工事をした成果はちゃんとあり、

雨上がりでも水はけの良い路面は少しもぬかることなく、効果満点となるのである。

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中略

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縄文人は我々が無駄だとか、不経済だから必要ない、

というところに気を使い、

「道はこうあるべきだ」などという道に対する思い入れ、

「あだやおろそかにつくるものではないんだ」

「つくるからにはこうまで徹底してつくるんだ」

というような気構えをもつからこそ、「おらが村」がとても大事な村になるのである

かっこいいなあ!

読んでよかった本です。

 縄文遺跡 

日本経済新聞社~小林達雄~

縄文時代 一万年に刷り込まれた

日本人の「文化的遺伝子」を発見

4532163420

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